【 第27話 | 2014.12.18 】
SBの日常的生態
第16話で闇練できない時や会社にいる時の『SB(スケート馬鹿)』の行動を書いたけれど、インラインスケートを始めると日常の行動が変わるし、目にする風景の見え方も変わってくるもの。
例えば……
- 公園に行くと、滑れそうな場所やレッジなどを探してしまう。
- 大きな橋などを見つけると、高架下が雨天練習場として使えないか気になる。
- 街中を歩いていても、アスファルトのキメの細かさをついつい気にしてしまう。
- 街中でレッジを見ると、グラインドができそうか、高さや表面を確認してしまう。
- “飛燕”の練習を始めると、時間を見つけてはクローズ足の癖を付け始める。
- 足の指を開いて足裏の感覚を確かめながら歩く。(“2輪目乗り”の感覚を常に養う感じで)
- ぐるっと体を半回転させなければいけない時など、効率の良い重心移動で少ない歩数を心掛ける。
- 後ろを向く時は片足のかかとを軸にして半回転する。
- アウトレットに行くと、転んで穴が開いてもOKな練習用の安いジーパンを探してしまう。
- ベアリングの規格に詳しくなる。
- 硬度の単位がA、B、Cだと知る。
- 今まで夜のニュースでチラッとしか見なかったアイスのフィギュアスケートを生放送でじっくり見るようになる。
- お風呂で石鹸が手からツルッと滑り落ちても、瞬時に膝を曲げてキャッチできるようになる。
- 雨の日は何をして過ごしたらいいのか分からなくなる。
- 結局雨の日は、普段しない普通のデートをすることになる。
- そしてデート中、「スケートと私、どっちが大事?」と聞かれて「スケート」と答えてしまう……。
これは全て管理人のことですが、皆さんはいくつ当てはまりましたか?
もっとマニアックな行動もあるかもしれませんが、もし彼女から2択を迫られたら「スケート」と答えずに、嘘でもいいから「もちろん君だよ!」と答えましょう。
これから何かとデートが増える季節、無駄な修羅場をくぐる必要はありません。くれぐれもご注意ください。(笑
《高田健一》